配管工の仕事は「きつい」といわれることが多く、「配管工の仕事って実際のところどうなんだろう」と疑問に思う方もいるでしょう。しかし、どんな仕事であっても、きつい部分もあればやりがいを感じる部分もあるものです。配管工もきつい部分がある一方で、実はたくさんのメリットがあり、楽しさややりがいを感じられる仕事です。
今回はそんな配管工の仕事について、きついといわれる理由やメリット、楽しさなどを紹介していきます。
■「配管工がきつい」といわれる理由
そもそも配管工とは、ライフラインを支える配管を設置する仕事です。工場やプラント、ビルや住宅など、さまざまな建物において欠かすことのできない重要な役割をになっています。
そんな配管工の仕事がきついといわれる理由は、主に次の3つです。
● 空調が届かず、現場や季節によっては作業環境がきつい
● 重労働の作業が多く、体力的な負担がきつい
● 狭い場所で作業するため、圧迫感を感じる
それぞれについて詳しく解説していきます。
・空調が届かず、現場や季節によっては作業環境がきつい
配管工の工事現場は、主に工場やプラントなどの建物内や屋外です。作業をする場所は空調が届かない場合が多いため、労働環境は外気温や湿度の影響を受けやすいです。夏場は暑い中、冬場は寒い中での作業になるので、暑さ対策や寒さ対策が必要になります。また、体調管理には人一倍気を遣って仕事に臨むことも大切です。
・重労働の作業が多く、体力的な負担がきつい
配管工の現場では、重い部材や道具を運ぶような力仕事があったり、狭い場所では身体に負担のかかる体勢での作業が必要だったりと、体力的にきついと感じる場面もあるでしょう。また、力仕事だけではなく配管をつなぐような繊細な作業もあるので、十分な体力や忍耐力、集中力が求められます。
・狭い場所で作業するため、圧迫感を感じる
配管を通す場所は普段は人が入らない場所であるため、基本的には狭いスペースである場合が多いです。限られたスペースの中での作業は、圧迫感を感じ、作業がしにくい場合もあるでしょう。どのような場所でも正確な工事ができるよう、作業がしやすいように工夫したり、臨機応変に対応したりする力も必要です。
■配管工にメリット、楽しさはあるのか?
配管工には大変な面もありますが、それ以上にメリットややりがいを感じられることも多い仕事です。ここでは配管工の仕事の主なメリットや楽しさについて解説していきます。
・経験や資格に応じて収入アップが期待できる
配管工は、現場で実務経験を積んだり関連する資格を取得したりすることで収入が上がる可能性が十分に見込める仕事です。実務経験を積むことで担当できる業務内容も増え、だんだんと難しい作業が伴う現場を任されるなど、責任のある立場として活躍できるようになります。配管の設計に携わったり現場のリーダーとして活躍したりと、幅広い業務が担えるようになれば、収入もアップしていくでしょう。
また、配管工に関連する資格の取得もキャリアアップにつながります。配管工に関連する資格には配管技能士や管工事施工管理技士、建築設備士などがあり、どれも国家資格です。資格を取得することでより仕事の幅を広げられるので、給与がアップしたり、さらに条件の良い企業への転職が有利になったりするでしょう。
配管工は学歴や資格を問わず就職できるので、やる気や体力、忍耐力があれば、誰でもキャリアスタートしやすいのも魅力です。未経験でも現場で十分に経験を積んだり、資格取得を目指したりしていけば、十分にキャリアアップしていけます。
・社会に貢献しているというやりがいを感じられる
配管工の仕事は完成後の様子を外から見ることはできないため、見た目としての実感はあまりないかもしれません。しかし、配管工の仕事があるからこそ人々が快適で安全な暮らしを送れるので、自分の手で作ったものが人々や社会の役に立っているという事実は大きなやりがいにつながります。
配管工はすべての建物において欠かせない工事であり、大きな建物の工事に関わることの達成感や、インフラを整備して社会貢献しているという実感を得られることは、他の仕事では味わえない魅力といえます。実際に自分が作業した施設や住宅などで人々が快適に過ごしているのを実感すると、人々や社会に貢献しているという達成感を感じられるでしょう。
建物の高寿命化やインフラの老朽化に伴うメンテナンス、再開発工事による建替現場への新設工事など、配管工事の需要は増加しており、将来性のある仕事であるといえます。需要のある仕事は、それだけやりがいも感じられるでしょう。
・さまざまな現場で多くの人と関わることで、スキルや知識を身に付けられる
現場にはさまざまな職種の職人やクライアントなど、多数の人々が出入りします。さまざまな立場の人と関わることで、自身が携わる業務以外にも視野を広げられます。現場全体にとっての安全性や効率の良さなどについて考えるきっかけにもつながり、より多様な視点で仕事に臨めるようになるでしょう。
さまざまな現場で経験を積んだり多様な職種の人々と関わったりしていくことで、作業工程の効率化や他の職人の働きやすさなど、全体を見渡して判断できるようになっていきます。経験によって得たスキルや知識は現場で重宝されるため、重要な現場を任されるチャンスにもつながるでしょう。
・2024年問題などの法整備も進み、より働き易い環境となっている
昨今話題の「2024年問題」は、過去に弊社ブログでも紹介した通り、名前こそネガティブな印象を与えてしまうものですが、「働き手」にとっては「メリット」となるものです。
「働き方改革関連法」によって建設業界全体が時間外労働や長時間労働の改善に向けて取り組んでいるので、以前のような「きつい」というイメージもかなり改善されつつあります。
弊社においても公布前から真摯に取り組み、これまでよりも更に「働きやすい」「稼げる」環境を構築しております。業界全体の変化や弊社の取り組みが相まって、現在はこれまでキャリアを積んできた配管工の方にとっても、これから配管工へのキャリアチェンジに挑戦する方にとってもスタートしやすい環境となっているといえるでしょう。
また、過去の記事にてキャリアアップや2024年問題の詳細についても紹介しているので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
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