【給水装置工事主任技術者④】給排水設備工事の実務経験なしから資格取得を目指し、何ができる?

建設業界でのキャリアアップを目指す場合、やっぱりオーソドックスなのは管理職を目指すこと。


配管工事や給排水工事関連の職を探している中で、「給水装置工事主任技術者」というのがこの業界での管理職の資格の一つらしいことがわかった。


では、この資格を取得することで、いったい何ができるようになるのか?

将来的なキャリアアップにどのようなメリットがあるんだろう?

何か具体的な受験資格について知りたい。


など、このような将来のキャリアアップまで視野に入れて、建設業界で求職中の方々へ向け、「給水装置工事主任技術者」の受験資格や取得のメリットについて、解説します。




■「給水装置工事主任技術者」の受験資格! 実務経験3年以上 が必須!!



給水装置工事主任技術者の受験資格は、18歳以上であり、実務経験が3年以上あることが必須です。


実務経験とは、給水装置の設置や変更に関わる実務や、給水装置工事の技術を修得するための見習い、その他給水装置工事現場における技術的経験のいずれかを指します。


ここでは、実務経験がない場合に、給水装置工事主任技術者の資格取得を目指す際のステップについて解説します。


・ 給排水設備工事の勤務経験3年を活かし、次のステップへ


前述した通り、給水装置工事主任技術者を受験するには、3年以上の実務経験が必須です。

現状で全くの未経験という場合は、まずは実務経験を積むことからスタートしましょう。


電気工事などは国家資格の取得が必須であり、いきなり実務に携わることはできませんが、給水装置工事主任技術者は、資格の取得前でも実務に携われます。


未経験でも、未資格でも、学歴に不安があっても、一から就職することへのハードルはそこまで高くはないといえるでしょう。

しかし、始めるハードルが低くても、一流の給水装置工事の職人になるためには相応の努力や忍耐も必要です。

半端な気持ちでは、受験資格として必要な3年以上の実務経験を積むのも難しいでしょう。とはいえ、実際に経験してみないことには、自分にとっての適性もわからないものです。まずは一度、思い切って現場の環境に飛び込んでみてはいかがでしょうか。

いきなり正社員を目指すのはハードルが高いと感じる場合は、まずアルバイト待遇の求人を探し、経験してみてもよいでしょう。


・ 実務経験は、複数の会社の実績を合計してもOK!・・・だけれども??


3年以上の実務経験とは、3年間継続して同じ会社に勤務しなければならない、というわけではありません。

もちろん同じ会社で3年以上の経験があれば問題ありませんが、複数の会社に所属していたのであれば、勤務年数を合算して3年以上であれば条件をクリアできます。

つまり、勤務した会社の数に関係なく、実務経験がトータルで3年以上であればよい、ということです。

ただし、実務経験を証明するためには、勤務した全ての会社の証明書が必要です。


職場での人間関係がうまくいっていない形での退社の場合、証明書の取り寄せが難しかったり、やり取りにストレスを感じてしまったりする恐れがあります。

もしも転職する場合には、将来を見越して可能な限り円滑な退社になるよう心がけましょう。


転職を繰り返している人は、人事担当者に厳しい目で見られるケースもあります。

転職をする場合は、転職の前向きな理由や将来のビジョン、今後の計画などを面接で堂々と言えるように準備しておくことも大切です。




■「そもそも、給水装置工事主任技術者になると、何ができるようになるの?」



そもそも、給水装置工事主任技術者になると何ができるようになるのか、具体的なイメージがわかないという方もいるでしょう。

まず給水装置工事主任技術者とは、厚生労働省が認定する国家資格で、水道管を新たに設置したり、改造工事や修繕を行ったりする際の要件の1つにあたる資格です。


給水装置工事主任技術者の職務は、具体的には次の5つです。


1. 給水装置工事に関する技術上の管理

2. 給水装置工事に従事する者の技術上の指導監督

3. 給水装置工事に係る給水装置の構造及び材質が水道法第16条の規定に基づく政令で定める基準適合している事の確認

4. その他厚生労働省令で定める職務(水道法第25条の4の3項)

5. 水道事業者との給水装置工事に関する連絡調整を担うこともある。


ここでは給水装置工事主任技術者になると何ができるのか、どのようなシーンで役立つのかについて解説していきます。


・水道利用者の公衆衛生の向上に欠かせない、重要な職務


そもそも給水設備とは、建物内の水やお湯を使用場所に運ぶための設備で、給水設備工事とはその給水設備を新たに設置したり、修繕を行ったりする工事のことを指します。

水回りの設備を取り付ける際に、排水工事や衛生設備工事などと合わせて行われるのが一般的です。


そのため、給水設備工事は水道利用者にとって、公衆衛生の向上における重要な職務であるといえるでしょう。

そんな給水設備工事において、給水装置工事主任技術者は技術的な管理や指導、監督などの役割を担います。

給水装置工事主任技術者は国家資格であることから、全国各地でその資格を生かせます。

転職や転居を考えている場合でも、どの地でも資格を生かしてやりがいのある仕事に就くことが可能です。


・資格取得後1年以上の実務経験があれば、管理職として従事できる


給水装置工事主任技術者の資格を取得し、実際に管工事における1年以上の実務経験を積めば、建設業法における一般建設業のうち、管工事の専任技術者や主任技術者として従事できるようになります。

ちなみに専任技術者と主任技術者の大きな違いは、働く場所です。

専任技術者は営業での内勤となり、請負契約が適正に締結されているか、問題なく履行できているかなどを管理し、技術面から支える役職です。

主任技術者は工場現場での外勤で、現場に常駐し、個々の工事の進行管理や安全管理など、現場監督としての役割を担います。

どちらも人材としての価値を高めやすくキャリアアップにつながるため、資格取得後に目指してみてもよいでしょう。


・技術者としての立場の向上や収入アップを目指せる


配管をともなう水道工事をする際には、「指定給水装置工事事業者」となることが必要です。

その際、水道法によって、事業所に給水装置工事主任技術者を置くことが必須条件となっています。

主任技術者が常駐しなければならないため、需要も多い資格であることから、給水装置工事主任技術者の資格は転職や再就職の際にも有利であるといえるでしょう。

また、高い専門性をもつ人材として、収入アップも期待できるでしょう。




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