【給水装置工事主任技術者③】給排水設備工事でのキャリアアップへその難易度と合格基準、必要な勉強時間とは?

「給水装置工事主任技術者」

給水設備工事でキャリアアップを目指すなら、ぜひ取得しておきたい資格だ。


でも学生時代は勉強、あまり好きじゃなかったな・・・。


仕事も続けながらだから、時間をやりくりして独学で取得するしかない。

でもどうやってスケジュール組んだらいいのか?試験対策ってそもそもどうすればいいのか?


よくわからない!!


といった方や、将来給排水設備工になって後将来的に似た悩みを抱えそうな方のために!


「給水装置工事主任技術者」の合格基準と勉強時間にかんして、解説します。




■「給水装置工事主任技術者」その難易度と合格基準とは?



そもそも「給水装置工事主任技術者」とは、厚生労働省が認定する国家資格で、水道管を新たに設置したり、改造工事や修繕を行ったりする際の要件の1つにあたる資格です。


ここでは給水装置工事主任技術者の資格取得における、試験の難易度と合格基準について解説します。


・ 給水装置工事主任技術者 三つの合格基準

試験の合格基準は次の3つで、すべてを満たす必要があります。


1. 必須6科目の得点の合計が、27点以上であること。

2. 全8科目の総得点が、40点以上であること。

3. 各科目の得点が、それぞれ示す点以上であること。


まず、学科試験1の必須6科目は次の通りです。


● 公衆衛生概論

● 水道行政

● 給水装置工事法

● 給水装置の構造及び性能

● 給水装置計画論

● 給水装置工事事 務論


一題につき1点とし、40問中27問以上正解することが求められます。


また、学科試験2の科目は次の通りです。


● 給水装置の概要

● 給水装置施工管理法


学科試験2は全20問で、学科試験1と合わせると全60問となります。


学科試験1が40問中27問以上正解する必要があるのに加えて、学科試験1と2の総得点が60点満点中40点以上であることが合格基準となります。


さらに、それぞれの科目について、次の点数以上であることも必要です。


● 公衆衛生概論:1点

● 水道行政:2点

● 給水装置工事法:4点

● 給水装置の構造及び性能:4点

● 給水装置計画論:2点

● 給水装置工事事務論:2点

● 給水装置の概要:4点

● 給水装置施工管理法:4点


全体でみると、60問中40問以上、つまり正答率67%以上で合格となりますが、注意しなければならないのは、すべての科目において万遍なく得点しなければならない点です。


各科目で合格に必要な点数が決められているため、1科目でも基準を下回ってしまっては不合格になってしまいます。


そのため、出題範囲を網羅した勉強が必要になります。


難易度としては、過去10年の合格率は36%前後となっているため、受験者の3人に1人が合格するようなイメージです。


・これまでの資格取得経歴によっては免除されることも


管工事施工管理技士の1級または2級の資格取得者は、上記の試験科目のうち、「給水装置の槻要」「給水装置施工管理法」の2科目、つまり学科試験2が免除されます。


すでに資格を取得している人にとっては、給水装置工事主任技術者はより取得しやすい資格であるといえるでしょう。


管工事施工管理技士の資格も配管工事のエキスパートとして建設現場では欠かせない存在であるため、免除条件を満たすためにも、給水装置工事主任技術者の受験前に取得しておくのもおすすめです。




■「給水装置工事主任技術者」に合格するために! 必要な勉強時間とは?



給水装置工事主任技術者の合格を目指すために、ここでは具体的な学習方法についてご紹介します。独学でも取得可能なのか、どのくらいの勉強時間が必要なのか、どのような学習をしたらいいのかについて解説していきます。


・独学でも取得可能!


給水装置工事主任技術者の資格試験は、ポイントを押さえてしっかり対策をすれば、独学でも合格を目指せます。

独学で学習をする場合は、過去問を中心に勉強し、参考書を使って理解を深めていくことが大切です。

過去問題集や参考書を大量に購入するよりも、過去問で出題傾向や要点を把握し、1冊の参考書を徹底的に使い込むような学習方法がおすすめです。


あれもこれもと手を出していてはかえって非効率的なので、独学で合格を目指すなら、いかに効率的で効果的な学習ができるかがポイントになります。


・学習時間の目安は30〜50時間ほど


給水装置工事主任技術者の資格試験に合格するために必要な学習時間は、一般的に30〜50時間程度が目安といわれています。

試験1ヶ月前から準備を始めるのであれば、仕事がある平日は1〜2時間程度、休日は3〜4時間程度、勉強のための時間を確保できればよいでしょう。


ただし、人によって積んできた経験や培ってきた学力には差があります。


同じ時間勉強しても、すぐに定着する人もいれば、身につくまでに時間がかかる人もいます。

効率的に学習を進めるためには、過去問に取り組んでみて、合格基準に到達するためにはどのくらいの学習が必要かを確認しながら学習計画を立てることが大切です。


あくまでも30〜50時間というのは目安なので、自分自身に合った学習のスケジュールを立てるようにしましょう。


・過去問や参考書を使って学習しよう


給水装置工事主任技術者の資格試験は、過去問を効果的に活用できると効率的な学習ができます。

まずはひと通り過去問を解いてみて、どのような問題が出題されるのか傾向をつかみましょう。


また、自分はどのくらい出題範囲の内容を理解しているのか、現状を把握することも大切です。


出題範囲の内容で理解できていないものについては、参考書を使ってしっかりと理解し、定着するまで繰り返し問題を解きましょう。




■「合格基準」「勉強時間」を踏まえて!「給水装置工事主任技術者」の効率的な学習方法を紹介



ここではさらに、効率的な学習方法について具体的に解説していきます。


・仕事に家事にと忙しい方も安心!1回3分でOK!スキマ時間を活用した「ながら勉強法」!


「一度学習して問題集を解き、正解する」という流れはよくありますが、そこで終わりにしてしまうと、一度だけでは長期記憶化しない恐れがあります。

定着のために復習する時間を捻出するためには、隙間時間の活用がおすすめです。


方法は簡単です。


1回につき3分程度でいいので、学習した内容を頭の中で思い出す作業をしてみましょう。

1日で同じ内容を3〜5回以上繰り返せば、まとまった時間がとれなくても、復習の時間を捻出できます。


通勤中の電車や車の中、ひとりでの食事中、入浴中、就寝前の布団の中など、ちょっとした隙間時間を活用すれば、いつでもどこでも気軽に復習ができます。


問題集を解いたり参考書で学習したりする時間以外にも、無理なく復習時間を確保できるとより効率的な学習ができるでしょう。


・ いるじゃないか!すでに合格した先輩が、すぐそばに!


我流で学習するのもいいですが、より効率を求めるなら、先輩の経験を参考にさせてもらいましょう。

勉強に苦手意識をもっている方は、自分自身で学習スケジュールを組み立てるのが苦手なケースも多いです。


そんなときは、すでに給水装置工事主任技術者の資格試験に合格している方の経験を参考にするのがおすすめです。

職場の先輩はとくに、すでに給水装置工事主任技術者の資格試験に合格している可能性が高いでしょう。

身近によのような先輩がいたら、学習スケジュールや学習方法、仕事との両立方法など、気になることを細かく聞いてみてください。

自分に合う方法だと思えばそのまま取り入れればいいですし、部分的に取り入れたり、自分に合うようにアレンジしたりと、上手に活用しましょう。


また、インターネット上には合格者の体験談をまとめたサイトや効率的な学習方法をまとめたサイトなどもあるので、参考にしてもよいでしょう。

人によって最適な学習方法はそれぞれなので、自分に合いそうなものを上手く取り入れながら、効率的な学習方法を見つけてみてください。




■まとめ



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