【給水装置工事主任技術者①】試験内容と資格取得におけるメリットとは

建設業界で生涯役立つ具体的なスキルを身に付けたいけれども、調べてみるといろんな資格があるんだな。


世の中には英検みたいに、ないよりはあった方がいいけれども、知識が増すぐらいで具体的には仕事に活きるシーンがわかりづらい資格もある。


でも、施工関連の資格って具体的にどんなシーンで役立つか、イメージしやすいから就職や転職にも有利だと思うんだよね!


でもどんな資格が自分に合っているのか、建設業界未経験の自分にはさっぱりだ。

何か具体例、見せてくれないかな。。


と悩みを持つそこのあなた!

株式会社アクアが提供している「給排水設備・衛生設備工事」の仕事で役立つ「給水装置工事主任技術者」について、今回は掘り下げて解説してまいります。


給排水関連の資格に関する、大まかな概要を知りたい方は下記の記事もご参照ください。


「給排水・衛生設備工事の資格取得へ! 株式会社アクアは実務経験なしからの資格取得を全面支援!」

 


今回の記事は、上記の記事で消化している資格のうちの一つを、さらに掘り下げた内容となっております。




■【給水装置工事主任技術者】この資格はどのようなもの? 難易度はどのくらいか



・「給水装置工事主任技術者」とは

給水装置工事主任技術者は、水道法に基づく国家資格。


給水装置には、給水管・水道メーター・給水栓・止水栓・蛇口などがあり、それらの新設やメンテナンスの施工において、現場の作業員をまとめ、施工全体のスケジュールやコストを管理するリーダーとして活躍します。


管理職になることで、もちろん責任や求められるスキルは施工技術のみに留まらず、マネジメントや経理など、多岐に広がっていくでしょう。


その分給料も高いことから、給水設備工事の専門家としてキャリアアップして高収入を目指したい方にとっては、登竜門と言っても過言ではない資格です!


【資格取得難易度 考察】年間受験者数と合格率


「給水装置工事主任技術者試験」令和年度の受験者数と合格率 推移

※出典元「公益財団法人給水工事技術振興財団:過去の受験者数&合格者数」


令和に入ってからの申込者数は、1万4,000人台から1万5,000人台で推移。


令和2年度から受験者が大きく減少していますが、これは新型コロナウイルスによる自粛が受験に影響を与えていたと推測されます。


その後は申込者数が徐々に増加しており、自粛の影響が少しずつ減っていることも要因のひとつに考えられるでしょう。


なお、試験当日の受験者数は、申込者数の80%台前後で推移しています。


合格率は30%台から40%台

難易度が低いとは言えない数値です。


ただ、合格者数を見ると3,000人台から6,000人台にのぼっています。

これを従業員が30名の施工会社で例えると、毎年100社分以上の従業員数に近い合格者が出ている計算になるのです。


試験に向けてしっかりとした対策が求められるものの、着実に勉強すれば合格が目指せるでしょう。




■【給水装置工事主任技術者】試験内容とは(日程・受験資格・合格基準など)



・【受験資格と合格基準】 試験を受けられる最低条件は


給水装置工事主任技術者試験の受験資格は、申し込み時点において給水装置工事の実務経験を3年以上有する方とされています。


ここで言う実務経験は、下記のものとなります。


・給水管や給水用具の配管、取り付け作業、計画・設計

・メーターの新設・取り替え作業

・給水装置工事の審査、完了検査、点検など


指定給水装置工事事業者ではなく、下請けとして業務に従事している場合も、実務経験に該当します。


一方で、下記のような実務経験に含まれない業務もあるため、注意!


・物品の搬入などの雑務

・事務仕事に関する業務

・検針業務

・水道施設(浄水場・配水池など)の建設工事業務など



合格基準は、下記の三つとなります。


① 全8科目のうち、必須6科目の得点合計が27点以上

② 全8科目の総得点が40点以上

③ 各科目ごとの合格基準点をクリア



・【受験科目 免除】その条件とは 効率的に「給水装置工事主任技術者」を取得するために


給水装置工事主任技術者の試験において、科目の一部免除を受けられる条件。

それは、「管工事施工管理技士」の1級または2級の資格を取得していることです。


管工事施工管理技士は施工管理全体の管理業務を担うスキルを証明する資格です。


中でも2級の第一次検定は17歳以上であれば学歴に関係なく受験でき、受験資格の面においてはハードルが低め。


先に管工事施工管理技士2級の資格を取得し、受験科目の免除を受けたうえで、給水装置工事主任技術者の資格取得を目指すのが、より効率的な受験プランです。




■資格取得のメリット 3選 「給水装置工事主任技術者」



【資格取得メリット①】管理職の業務が身に付き、多様な業界で活躍可能


給水装置工事主任技術者の資格を取得すると、給排水装置工事の施工スキルはもちろん、加えて下記のような管理スキルが身に付きます。


① マネジメント

② スケジュール管理

③ お客様対応


④ 資材コスト管理

⑤ 検査技術 など


上記のうち特に①~③においては、管理職に汎用的に求められる必須スキル。

そのため建設業界だけでなく、どの業界の管理業務にも共通して通用するでしょう。


資格を取得し経験やスキルを高めた後は、この管理業務スキルを主軸に、他業界の管理職としての転職を視野に入れるのもひとつです。



【資格取得メリット②】確実な昇給チャンス!「資格手当」


昇給査定においては、一般的に基準は存在するものの、最終的には担当者の心象・主観やさじ加減によって大きく左右されてしまいます。


しかしながら、資格手当は会社が定めた資格を取得することで毎月支給される手当です。

支給基準が明確に決まっており、人の主観が入り込む余地がないことから、自分の努力次第で成果が報われるのです。



資格手当を受け取る前提で転職活動をする場合、以下の項目を事前に調べてから応募を検討すると効率が良いでしょう。


・勤務先もしくは応募予定企業に、資格取得支援制度があるかどうか

・資格取得支援制度の内容はどのようになっているか

・資格手当の対象に、給水装置工事主任技術者が含まれているか



【資格取得メリット③】任せられる仕事の範囲が広がり、やりがいUP!


作業員として作業を行うことはもちろん。

資格取得によって現場で求められる管理・指導・監督など、任せられる仕事の範囲が広がり、やりがいを持って全国各地で仕事に取り組めるようになります。



指定給水装置工事事業者になるには、給水装置工事主任技術者を事務所ごとに設置しなくてはならないため、技術者としてのスキルを磨き、将来的には独立を目指すことも可能です。


また、給水装置工事主任技術者の資格を取得後、管工事に関する実務経験を1年以上積むことで、管工事の専任技術者・主任技術者として働けるようになります。

これにより、給排水関係の工事における責任者になれるため仕事の幅がますます広がり、建設業界での需要も高まります。



給水装置工事や給排水設備工事の仕事に興味を持った方は、株式会社アクアで手に職をつけてみませんか。


千葉県成田市を拠点に、給排水設備工事を中心に、創業以来30年以上お客様に寄り添ってまいりました。


その創業30年以上の施工ノウハウと、作業員指導ノウハウを一人ひとりの個性に最適化した形で学べる環境を、成田市にご用意いたしました!


「建設業界って、職人気質なイメージで”背中を見て学べ”といったスパルタな対応をされるのには抵抗がある・・」

「研修が学校の授業のイメージで、同期はまとめて同じカリキュラムで進み、ついていけなくなったらと思うと心配・・」

「前の仕事では、上からの指示は絶対で自分の意見や言い分は全く無視!結果だけが全てでイヤな想いをしたからな・・」


など、このような悩みを抱えながら、建設業界内への転職活動を進めていらっしゃるそこのあなた!


どうかご安心を!!


株式会社アクアでは、一人ひとりの意見や得手不得手をしっかり把握し、それに最適なペース・指導方法を構築。

なので研修についていけない不安は必要なく、わからないところやなぜできないかなど、どんどんお伝えいただけます!


特にスキルアップに意欲溢れる方は大歓迎であり、勤続年数10年以上のベテランスタッフが、洗練された給排水設備の施工ノウハウを一から丁寧に指導いたします。


建設業界未経験の状態から、一人前の給排水設備工事員へ成長できる環境を整えております!

一人ひとりの得手不得手をありのままに把握し、各々に最適な指導方法・ペース配分で、丁寧に先輩が研修を進めてまいります。


未経験から手に職を付けたい、意欲的な方はもしよろしければ下記の求人情報をご覧ください。


建設業界では週休1日・週6日出勤という会社様もある中で・・・


週休2日制(土日休み)

年間休日:125日


といったように、しっかり休日を取りながら無理なく働ける環境をご用意し、皆様のご応募をお待ちしております。


株式会社アクア:採用情報