資格の取得、これは終身雇用が絶対的ではなくなった現代社会において、より重要な意味を持つようになりました。
なぜなら、転職する機会も、する方も、かなり増えてきているためです。
転職活動において、資格のような客観的なスキル証明ができれば、その分優良な待遇で迎えられる可能性も高まっていくでしょう。
「じゃあ、給排水・衛生設備工事で必要な資格って、何があるんだろう?」
こう疑問に思った建設業界への転職活動中の方へ向け、資格の種類や資格を取得するメリット、効率の良い学習法などをご紹介いたします。
■建設業界での長期キャリア形成において、給排水・衛生設備の専門資格を取得するメリット
【メリット①】任せていただける仕事が増え、やりがい&責任UP!
資格取得によってできる作業が増え、現場からの信頼も高まり、多くの仕事を任せられるようになります。
仕事の量が増えるとやりがいも生まれ、責任感も高まっていくでしょう。
また、資格によっては業務独占資格となっているものもあり、資格を持っている人物のみが仕事を担うことができます。
建設業界では、業務独占資格の保有が業務上で必須とされているケースも多く、長期キャリアを築くには取得がおすすめです。
【メリット②】配管作業員としての昇給・昇格の足掛かりに
企業によっては、資格保持者に対して資格手当を支給しているところがあります。
昇給や昇格の条件として資格取得を挙げている企業もあることから、資格を取得すると給与アップにつながり、同時に仕事に対するモチベーションも上がるでしょう。
【メリット③】建設キャリアアップシステムとの併用! 転職で具体的なスキルを提示できる
建設キャリアアップシステムとは、技能者の就業実績や資格を登録し、個々の技能者が持つ技能の構成の評価や作業の効率化・工事の品質向上などに向けたシステムです。
建設キャリアアップシステムに登録している技能者は、建設キャリアアップカードを保持しています。
このカードを使うと、転職するタイミングで保持している資格を具体的に提示できるため、転職に有利に働くのです。
・株式会社アクアでは給排水・衛生設備関連の資格取得費用を全面負担 未経験の方、安心!
弊社では、勤続10年を超える社員も在籍中。
この資格取得支援を受けて学習を進めていくにあたって、何か分からないことや不安な点があれば、何でも相談できる環境が整っております。
【参照元】弊社ホームページ、「採用情報」ページ中の紹介マンガより
■【必要な資格】給排水・衛生工事に直接かかわる資格 5選
【給排水資格①】給水装置工事主任技術者
給水装置工事を担う事業者が水道事業者から指定を受けるには、給水装置工事主任技術者の国家資格が必須です。
令和に入ってからの合格率は、30%台から40%台で推移しています。
【給排水資格②】排水設備工事責任技術者
下水処理に必要な排水設備の工事の計画・施工・メンテナンスまでを担当する、いわば排水設備工事のスペシャリストであることを証明する資格。
「排水設備工事技術者試験」の合格が入試条件の一つとなっておりますが・・・
その受験資格や試験日は、都道府県によって異なります。
合格率も、都道府県ごとで異なるものの、概ね30%から50%程度です。
合格後も5年ごとの更新手続きが必要であるところが、取得後永年有効な資格との大きな違いです。
この更新を続けることで5年ごとにリニューアルされる資格保有の基準を満たし、高いスキルを身に付けていることの客観的な証明になります。
【給排水資格③】管工事施工管理技士
配管工事のエキスパートとして、上下水道配管や浄化槽をはじめとする各種配管工事において、施工計画作成や工程・品質等の管理を行うための資格です。
管工事施工管理技士の資格には1級と2級があります。
1級の方が経営事項審査の技術力評価においても配点が多いため、企業にとって1人でも多くこの資格保有者を採用したいと考える点に繋がります。
また、管工事施工管理技士の資格保有者は、最初に解説した給水装置主任技術者の試験において、試験科目のうち2科目が免除されます。
【給排水資格④】下水道管路更生管理技士
管路更生工事とは、配管の寿命を伸ばすために配管内部を洗浄・補修する工事です。
下水道管路更生管理技士試験における受験資格には、保有資格と実務経験の2種類があります。
対象資格:1級・2級土木施工管理技士や建設機械施工管理技士、技術士などが含まれます。
実務経験:土木工事の経験が10年以上であり、かつ管路更生工事2件以上の経験が必要です。
【給排水資格⑤】下水道管きょ更生施工管理技士
こちらは老朽化した下水道管きょの更生工事における施工管理を担う資格。
下水道管きょ更生施工管理技士の受験資格も、管路更生施工管理技士と同様、保有資格による受験資格と実務経験による受験資格があります。
保有資格:管工事施工管理技士・・・受験資格のひとつです。
実務経験:土木工事または管工事で10年以上の実務経験かつ2件以上の管更生の実務経験を持つ。もしくは日本管更生技術協会の資格委員会が認める研修会で20時間を超える時間を受講した方となっています。
■【効率的な試験学習法】忙しい仕事の合間に効率よく勉強するために
【ながら学習法】一回たった"30秒"! 仕事をしながら、食事しながら、長期記憶化
仕事中だけでなく、通勤時間・食事中・入浴中など、どんな時間でも問題ありません。
1回に20〜30秒程度、勉強した内容を頭の中で思い出し、同じ内容を1日の中で数回繰り返します。
できるだけ数日後に改めて思い出し、思い出せない場合はテキストなどで該当箇所を見直しましょう。
これを続けるとたとえ記憶力に自信がない方でも、「暗記した」「勉強した」という実感もなく、ただ「ふと思い出したという経験を繰り返しただけ」という感覚で、勉強した内容が無理なく長期記憶として身についてまいります。
【隙間時間を活かす】学習時間「一回5~10分」 塵も積もれば 山となる
1日の中で、30分や1時間といったまとまった勉強時間が取れない場合は、10分の勉強を1日4回繰り返すなどして、少しずつ時間を積み重ねてみましょう。
まとまった時間を確保するのは億劫であっても、短時間の勉強を習慣化すると気軽に取り組めるようになり、集中力もアップします。
【最も参考になる学習法】取得した先輩の学習法をコピー!
「先人から学ぶ」
このありふれた言葉ではございますが。
この先人は、いったいどこにいるのでしょうか?
すぐそばにいるじゃないですか!
「会社の先輩」という資格取得経験を持つ「先人」が!
先輩から聞いた学習法をまずその通りに取り組んでみます。
すると、自分の性格・容量の良さ・地頭に伴う理解力などによって、先輩のやり方が自分に合うところと合わないところが出てくるでしょう。
その合わない部分を自分に合わせてアレンジする・・・
これが効率的に目指す資格を取得する方法の一つ。
仕事と並行して学習時間を確保する方法や覚え方、重視する単元・捨てる単元など、見極めていきましょう。
【まとめ】皆様の建設業界で長期キャリア形成とキャリアアップに向け、アクアが資格取得を支援
株式会社アクアでは、一人ひとりの意見や得手不得手をしっかり把握し、それに最適なペース・指導方法を構築。
なので研修についていけない不安は必要なく、わからないところやなぜできないかなど、どんどんお伝えいただけます!
特にスキルアップに意欲溢れる方は大歓迎であり、勤続年数10年以上のベテランスタッフが、洗練された給排水設備の施工ノウハウを一から丁寧に指導いたします。
もちろん「見て学べ!」といった突き放す指導は致しませんので、ご安心を!
一人ひとりの理解力に合わせ、全て丁寧に説明したり、あえて全て説明せず自分で先を考えていただくようにしたり・・・
その方が最も無理なく、肩の力を抜いて伸びると思われる指導方法を確立させてまいります。
建設業界未経験の状態から、一人前の給排水設備工事員へ成長できる環境を整えております!
一人ひとりの得手不得手をありのままに把握し、各々に最適な指導方法・ペース配分で、丁寧に先輩が研修を進めてまいります。
未経験から手に職を付けたい、意欲的な方は、もしよろしければ下記の求人情報をご覧ください。
建設業界では週休1日・週6日出勤という会社様もある中で・・・
週休2日制(土日休み)
年間休日:125日
といったように、しっかり休日を取りながら無理なく働ける環境をご用意し、皆様のご応募をお待ちしております。